私欲のやきもの

日々悶々と過ごす
陶芸家 加藤直樹の日常
活けるを考える

暑い夏が終わってようやく待ち望んでいた秋です。

秋はいいなぁ 食べ物もおいしくなるし空気もさわやかだしって思ってたら週末ごとに台風が来るじゃないですか。

10月になっても毎週台風。そして強風や高潮での被害。

これは体力的にも精神的にも踏ん張りどころですね。

時間かかっても乗り切りましょう。

 

先日までのエリアギャラリーでの個展でもことごとく台風でしたがお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。

実りの多い日々でした。

まだまだやることいっぱい、頑張らなきゃなーって思うばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、初めてお花の展覧会に参加します。

「活けるを考える」

とても意味深なタイトルですね。

 

 

 

 

主旨を思い違えていたら訂正しますが、この展覧会はお花の倉田安敏さんを中心に据えた花と花器によるバトルロワイヤルです。

(たぶん!!)

陶、磁、白磁、ガラス、金属造形、造形 とそれぞれの作家を表す言葉が違うのは、それを物語っていると感じるのです。

 

その中で 加藤直樹・磁 は玄馬千里さんと組んでインスタレーションを中心とした空間を作っていこうと考えています。

倉田さんの見せる花器と花の多様な解釈に、加藤・玄馬さんという違った切り口を提案することで、倉田さんの考える「活ける」がより際立つのではと思っています。

 

工房IKUKOの展覧会で初めて玄馬さんのリースを見て、そのエネルギーに惹き込まれました。その後お会いできることになったのですがご本人はきわめて丁寧でつつましく愛を持ったかたでした。作品とのギャップを感じましたが、それがいいですね。

こういう方と仕事をしたいと思っていたところで今回の機会を得ましたので、とにかく全力で。

自分の思う美しさと「うつわ」というものの解釈を示すことができたらと思います。

 

 

 

少しだけ「うつわ」について触れますね。

今作っているnature workの中で糸を使った作品群[construction コンストラクション]はうつわに骨格を持たせるようなイメージで作り始めました。本来的にうつわは外骨格(昆虫とかカニのよう)です。それは壷のようにうつわの内側が中空だから、外をしっかりさせて形を保つ作りになるんですが、その外骨格を顕微鏡で覗いたとしてしてください。

するとそこには組織が絡まりあった内骨格(脊椎動物)の世界が広がっている気がしませんか。

その不安定さ(というと言葉が違うかもしれません)がおもしろいと感じています。

視点の移動ひとつで外骨格が内骨格になるんですよ。

 

内側に空間が保たれるような(ものが入りそうな)作りであれば、それは広い意味でうつわと言っていい気がします。

「うつわの大きい人」という言葉も同じような意味でうつわを捉えてますよね。

 

そのようなうつわを提案してみようという試みです。

玄馬さんにそれを事細かに説明していませんが、僕の用意した空間を直感的に捉えてもらえたらと期待しています。

玄馬さんがまったく違うことを感じ取ったとしても、それはそれで楽しみです。

 

 

まだ作品がほとんど揃っていないので、これから頑張ります!

初日には倉田さんのオープニングパフォーマンスもありますので、ご興味ありましたらぜひお越しください。

 

 

「活けるを考える」

2018.10.28(Sun)-11.4(Sun)

10:00-17:00 ※最終日は16:00まで

オープニングパフォーマンス 10.28(Sun) 10:00-

 

遊美工房

 岡山県倉敷市玉島中央町1-6-21

 Tel 090-5378-6675   Fax 086-525-2893

 

 

岡島光則・陶

加藤直樹・磁

林淳子・白磁

増田ひで子・ガラス

村中保彦・金属造形

役重佳廣・造形

 

倉田安敏・花師

玄馬千里・植物

 

 

 

加藤のホームページも更新しています。

http://yakimono.strikingly.com

 

 

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個展 nature works @AREA Gallery

今年の夏はさまざまな災害が日本をおそい、平成最後の夏が忘れがたいものになりました。

一日でも早く平穏な暮らしに戻れますように。

 

展覧会で各地を回るたび「先日は大丈夫でしたか?」とお互いに声を掛け合うのが平素と化してしまったのがその表れだと思います。

次の個展先である広島県府中市も7月の豪雨災害で被害が出ていたのでその話をオーナーさんに振ると、こちらの心配をさらりとかわすように「個展には影響ないですので」と言ってくださったのが心強かったです。

 

 

 

撮影・デザイン 戸倉弘一朗さん

 

 

 

先日あるテレビ番組の取材を受けていて(今のところ放送の予定なし)自分で話しながら気がついたんですが、このnature workの制作テクニックに思い入れがあるわけではないのだなと。

というのも、youtubevimeoで公開してるのもあって人の目を惹きやすいことをやっているのでそれに注目されがちだし、その話を聞きたい方はたくさんおられると思います。

確かにここに至るまではさまざまな試行錯誤があったので苦い経験もたくさんありました。

ですが、美しく焼きあがった作品を前にするとその苦労は全て忘れるし、いつまでも見ていたいと毎回思います。

窯出し直後は「きれいじゃなー」って連呼してます。

 

作ってるときは我慢してるか不安を抱えているかのどちらかで、これはもう呪いをかけているんじゃないかと錯覚するほどです。

その邪念を窯が焼き払ってくれて、作品へと昇華させてくれているようです。

 

 

 

個展に出す予定の作品たちは毎回新たな挑戦を試みていて、今回のものもうまくいけば(まだ窯の中!!)とても美しい仕上がりになるはずです。

 

それと今回は家具製作会社でもあるオーナーさんがわざわざ今展のために展示台を作ってくださりました。

それもすごく楽しみです。

 

 

エリアギャラリーは宙に浮いたような空間と広いピロティ部分が特徴的です。

それを今の感覚とうまく混ぜ合わせたいと思いながら、展示に臨みます。

 

 

(DMより)

窯の中で熱を加えると、花の作品は開きはじめ骨格の作品は動き出します。

それは僕の手の届かないところで作品たちによる物語が始まっているかのようです。

 

加藤直樹 陶展 nature works

2018.9.15(Sat)-10.8(Mon)

オープン日 9.15(Sat)-9.17(Mon)  9.23(Sun)-9.24(Mon)  9.30(Sun)  10.6(Sat)-10.8(Mon)

10:00-18:00 10.8(最終日)は17:00まで

AREA Gallery

 広島県府中市高木町1143-1

 Tel 080-4265-7924

 

在廊予定日 9.15(Sat) 9.16(Sun) 9.30(Sun) 10.8(Mon)

 

 

在廊に変更がある場合は加藤のホームページでお知らせいたします。

 

 

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CCCSCDとSFTへ

台風19号と20号はおよそ1日違いでどちらも日本にやってきました。

予想進路図をよく見ていると日本海のあたりで20が19を追い越すように見えます。

「あの合流ポイントでなにが起こるんだろうか」と妻とやいやい言い合いました。

 

合体してでかくなるとかお互いに打ち消しあって小さい台風が生まれるとか

 

その中で面白かったのが「立体交差する」

立体交差ってどっちかがジャンプするか海にもぐるか、それってファンタジーですね。

 

 

 

さて、そんな台風の合間にお皿たちを納品してました。

SFT(スーベニアフロムトーキョー)は六本木の国立新美術館の1階、地下1階にあるミュージアムショップです。

ホームページを拝見するとSFTとはー の欄にこのようなことが書かれていました。

 

「漫画からアートブック、工芸品から若手デザイナーの作品まで、知名度やジャンルにとらわれることなく、東京的視点で新しいデザインやアートをお届けします。」

 

 

納品した作品のうちのひとつ

 

 

とてもありがたいことです。そしてうれしい。きっとなにかを感じてもらえたのだろう、そのなにかをなくさないようにしようと思いました。

外国からのお客さんが多いようなので、その反応が気になるところです。

SFTの情報はインスタで随時アップされるようです。

 

 

 

 

 

CCCSCD(シーシーシーエスシーディー)は岡山市北区にあるカフェ、ショップ、ギャラリー、オフィスなどの複合施設です。

岡山市内に数店舗あるcifakaのお店の旗艦店のようなところだろうと勝手に思っています。

 

所狭しとステキなものが詰め込まれたショップ

 

 

こちらへは銀彩のうつわを中心に。カフェでも一部使ってもらえるようです。

 

 

納品中のうちの人たち楽しそう

 

 

お店で扱っているものはどれもとてもセンスよく、だけどもなにか引っかかるというか。

顔が整っているのと美人とは違うというような感覚と似たものを感じます。

そういう心地よい違和感のあるもの・場所って好きです。

オンラインショップ(mon cifaka)でその一部が見れますよ。

 

それとここのところ通ってて思ったのが、打ち合わせできる嬉しさです。

これは地の利というか、対面で気軽に打ち合わせできるのってすごく貴重なことだなと。

まだ納品が続くのでいろんなことを感じ取れたらいいな、と目の前に広がる緑をぼんやり見ながら思いました。

暑さがやわらいでくると旭川からの風も心地よいでしょうね。

 

 

ちなみに国立新美術館では8月24日から「荒木飛呂彦展」

CCCSCDでは8月31日から岡山県立美術館の「生きている山水展」に合わせて「山部泰司展」が開かれるそうです。

興味のあるかたはぜひー。そして加藤の作品もチラ見してください。

 

 

 

加藤直樹のホームページも更新しています。

http://yakimono.strikingly.com/

 

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児島の木琴堂へ

このところずっと聞こえてくるニュースでの呼びかけ。

「命に関わる暑さです」

「冷房は躊躇せず使用してください」

 

そうですね、気温が体温と同じかそれ以上か。

室温もそうとう高い。

しかし

うちの工房にはクーラーがないんですよね。。

 

このあいだ見たトレーラータイプのキャンピングカーにもエアコンの室外機付いてたのに。

仕事できないような暑さを感じていないのは年齢による鈍感力のおかげなんでしょうか。

 

 

 

 

さて、よく晴れたある日。

倉敷市児島の木琴堂さんへおじゃましました。

まだ6月末にできたばかりの新しいお店。

オープン時から作品を扱ってくださっています。

 

 

建物の2階。隣の部屋は雑貨モコです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主にドライのリースと生活やギフトにまつわる品々を扱われています。

リースや植物は店主でもあるPale(ペール)さんによるもの。

とても品よくまとめられていて、その明るい人柄ともあいまっていつも心惹かれます。

 

 

ペールさんのリースを初めて見たとき、すぐに「これください」と買い求めたのを覚えています。

それからお会いできることとなり、ときどき悪だくみのような話し合いをしつつ。

今年のフィールドオブクラフト倉敷でワークショップの花材を提供していただいたのも記憶に新しいところです。

 

 

 

 

ペールさんと話しているといろんなアイディアをするすると出されるんですよね。

それがいつもイメージしやすくて「それはステキだ」と思う。

そしてそれを作ってみたくなる。

そういうことで木琴堂へお渡しする作品はテンション高めで肩の力の抜けた作品たちになっていくでしょう。

 

 

 

木琴堂のオンラインショップもオープンしたそうです

 

 

この話し合いが今後も続くと思うととてもうれしいです。

 

 

 

木琴堂

岡山県倉敷市児島下の町7-5-21 2階
open 木・金 10-16時 / 第1土 10-17時
(お知らせなどはInstagramをご覧下さい。)

 

 

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おしゃれなうつわ@リビングカルチャー教室

先日までのサンコアでの個展にお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。

豪雨とその片付け、酷暑と台風という状況の中で外に出かけるというのは少なからず勇気のいることだったと思います。

そんな中お越しくださったみなさまには、感謝してもし尽くせないほどです。

何気ない話の中からさまざまに元気をいただきました。

無事終えられたこと、ただそのことだけでもうれしいのに、です。

 

 

nature works @Sans qoi

 

 

DMのコメントに「土と熱」の要素を懐疑的に検証したいとあてました。

その成果を見ていただければと思っていました。

単純に考える。常に理想を抱く。結果を期待しない。

 

たとえば構造という題名(construction)の作品。

これはうつわのかたちをしているのですが、うつわには「口」「腰」など体に当てるような言い回しがあります。

うつわ自体をより有機的に捉えると、構造も骨格であってよいのではと考えるようになりました。

そうすると、力のかかり具合でふとももの骨のように太くて長いところや指先のように細かく細いところがあるはずです。

 

そしてそれに熱を加えると、動くんですね。焼いて縮まるときに動く。

その動きが動物的であってほしいし、その歪みが動物的骨格によって助長されるのであれば、これは嬉しい驚きになります。

 

そうしたアプローチが入り口の作品でした。

まだ実験的ではありますが、これを継続していこうと考えています。

 

 

9月には広島県府中市のエリアギャラリーで個展があります。

この夏を越えて少しでも成長したいです。

 

 

 

 

さて、8月4日(土)はリビングカルチャー教室でのワークショップ「おしゃれなうつわ」でした。

こちらでの告知がまったくできませんでしたが、このワークショップに向けて

よりカジュアルに

完成度高めで

を目指して作り方を考えました。

 

成形が終わったワークショップの作品

 

 

やり方は既存のうつわにスプレーのりで蚊帳を貼り付けて、そこにたたらを押し当てるというものです。

スプレーのりで蚊帳を付けた後に口のところで蚊帳をきれいに切り揃えておくと、その後弓で口を切るときにすごくスムーズに切れます。

口をびしっと同じ厚みで作れると、それだけできれいに見えます。

そして土が少し乾いて型から外すので、歪みが出ない。

あとはケイカルボードの上で乾かすと底面が持ち上がる心配もなくフラットにできます。

 

今回は型にはめたあとに色々とスタンプを楽しみました。

同じ土で同じ説明をしたのに、できあがってくるものが全て違うというのがいいですね。

見ていてとてもうれしかったです。

 

今回の作品は8月中に焼き上げます。

また次回があれば、そのときこそは事前告知したいです。

というよりまたやりたいです!!

 

 

 

加藤直樹のホームページも更新しています。

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個展に際して率直に

日本各地でさまざまな被害の出たこのたびの豪雨災害。

被災されたかたには心よりお見舞い申し上げます。

僕も岡山に住んでいるので人ごとではなく、妻の実家は床下浸水ですみましたが友人宅などは床上浸水したり避難所などへ避難したりと。

片付けの手伝いにいった地区は汚泥に浸ってしまった家具などが山になりどこからともなく漂う臭いも眉がゆがむようであり、これが地元だったらそのつらさは日に日に増すんじゃなかろうかとやりきれない思いになりました。

 

 

今週末からサンコアで個展です。

心情としてはすごく揺れています。

DMの宛名書きは七夕のころに済ませましたが、これを投函することすら戸惑っています。

楽しみにしてくださっている方々には申し訳ないことをしていると思っています。

心を決めて出しますので、もう少しだけお待ちください。

 

 

 

心地よさや日々の中に感じる美しさ。

くもの巣が張られる様子を見たり薄い膜のような雲を眺めたり。

水田を渡る風に冷えた水の存在を感じたりコップに入った氷の中をずっとのぞいたり。

 

それは心がニュートラルな時に得られていたんだとつくづく思いました。

今週末からの個展に際してどれくらいそれが表せるのか、不安を感じています。

 

行動をためらっている時はいつも迷いの霧の中で、ずっとずっと考えることでしかそこを抜け出せないのは知っています。

心の中がいろいろにかき回されてよどんでいるときは、全てのものが沈殿して上水が透き通るまで待つしかないことを知っています。

今はそのような状態です。

 

 

作品は着々とできています。

あと数日自分のペースを保ちながら自分と向き合っていきたいと思います。

その間メールやSNSでの返信がおろそかになりますが、どうかご容赦ください。

 

最後になりましたが、備前市立備前焼ミュージアムでの企画展「土と生きる」にお越しくださったみなさまありがとうございました。特に学芸員の江木さんと中尾さんには感謝しております。

個展にはそのときの出品作もいくらか持っていく予定です。

 

 

それではサンコアでお会いしましょう。

 

 

DMの撮影とデザインはM2フォトの戸倉さんにお願いしました。いつもありがとうございます!!

 

 

 

加藤直樹陶展「nature works」

2018.7.21(Sat)-7.30(Mon)

10:00-17:00

Sans quoi (サンコア)

 岡山県玉野市築港1-4-15

 Tel&Fax 0863-32-0866

 

加藤のホームページも更新しています。

http://yakimono.strikingly.com/

 

 

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| 工房にて | comments(0) | trackbacks(0) |
nature works @Sans quoi

フィールドオブクラフト倉敷が終わっておよそ1ヶ月。

今更ですが、お越しくださったみなさまありがとうございました。

人生で初となる器でのフクラフトェア参加でした。

いろいろと反響をいただき、これから先もお皿を作っていっていいみたいです。

ありがとうございます。

すでに渋谷の「暮らしの店 黄魚」さんには納品まで済ませており、かわいがってもらってるみたいです。

今後も数店舗の納品が続きますので、折に触れて報告させてください。

 

 

撮影:岡野康史

 

 

 

梅雨に入っておよそ2週間。

工房周辺は徐々に水位が上がり、湖の上で制作をしているような気分です。

田園地帯ならではですが、この時期は土間がずっと湿り気を帯びています。

もうじきうちの前の田んぼにも稲が植わり、蛙の大合唱が始まります。

 

 

次の個展までおよそ1ヶ月。

ここのところミクロとマクロからなる宇宙論にだだはまりしていて、まだ思考の段階なのですがかなりおもしろいです。

ミクロというと現段階での物質の最小単位は素粒子。ニュートリノとか電子です。

その最小単位を研究することが宇宙創成のなぞにつながるんだそうです。

へーですよね。

 

にわかですが説明しますと、ビッグバンが起きた時を考えるといいそうです。

宇宙は広がり続けていますが、その時計を逆回しにします。

すると空間はどんどん小さくなりやがてごくごく小さな1点に集約される。

いろんな物質が超高密度、高圧力で針の先より小さな点に集まっている状態。

これはミクロですよね。

そんなパンパンに詰まった点ははじけるように急激に膨張します。

それがビッグバンですって。

ということでミクロ(素粒子)とマクロ(宇宙)はつながってるんだそうですよ。

 

そんな宇宙のことをyoutubeでだらだら流しながら制作していると、いろんな知らないことが出てきました。

例えばインフレーションとか、暗黒物質とか10次元とか膜宇宙とか暗黒エネルギーとか。

知らなさ過ぎてすっごくおもしろいです。

そして理論物理学という分野の人たちの「見えないもの、わからないことを理論で説明する」という先端過ぎる研究も。

 

超ひも理論という理論をご存知ですか?

僕はやはりにわかなのであまり説明できませんが、おおまかに言いたいことだけ書きますよ。

物質の最小単位である素粒子。

これを点だと思っているといろいろ不都合が生じる。

高速で振動するひものようなものだと考えるとたちまち説明できる事象が増える、という理論。

常人では理解しがたいこの理論が50年くらい前に考え始められたというのにも驚きます。

 

こういうすごい人たちのおかげで世の中が透けていってるんだろうなぁと思います。

そして僕のような一般人にもわかりやすいように説明してくれる動画もたくさんあって。

 

 

とりとめもなく書きましたが、制作物に落とし込むにはまだかなりの時間と空想が必要です。

ですが、もうDMの雰囲気に出ちゃってるんですよね。

いつもお願いしてる戸倉さんとのやりとりでぽろっと出てたのかな。

ずばっと突いてくださる戸倉さんはさすがです。ほんとすごい。

 

 

 

 

実際には細胞膜や構造体の研究発表(っていっていいのかな?)が主です。

いや、繊細な磁器作品の個展です。

膜の部分はまだ制作物としてのアプローチがあいまいなんですが、それでも少しは形にしてもっていきたいです。

たとえばシャボン玉みたいにして成形できたらいいなと思うんですよ。

それがどうしたらできるのかはまったくわかりません。

何か思いつくかたがいればぜひ教えてください。一緒に考えましょう。

 

構造体については、建築からと生物からと。この2つをうまく融合させたいなぁと。

自分の中では有機的複合体と解釈していますが、単調な構造ではなく、その部分において最適な構造を見つけていきたいです。

やっぱりこれもまだ実験段階だなぁ。

 

 

 

と、ここまでは粘土による成形の糸口でした。

これはテクニックの問題が大きくて、でもその先。

焼物は焼成がメインですので、これをクリアしないと形にならないんですよね。

 

焼成についていま一番に考えているのは磁器土の白の美しさ。

美しいという基準を「透け感」だと思ってください。

透けるような白さを得るには1300℃近い温度が必要です。

それをカロリー(熱量)に置き換えたとき、何時間で何度まで上げれば同程度のものが得られるのか。

電気炉内の状態をどうしておけば効率よく熱が伝わり土が焼けるのか。

先日、尊敬する作家さんから輻射熱の伝わり方についての見解をいただきました。これも試さなきゃ。

 

 

とまあ、課題は山ですがいまできることをやって、その成果を見ていただいて、その上でいろいろとお話できたらと思っています。

ぜひご高覧ください。

 

 

 

 

 

加藤直樹陶展

nature works

2018.7.21(Sat)-7.30(Mon) 10:00-17:00

Sans quoi (サンコア)

 玉野市築港1-4-15

(DMより)

 基本的な現象に立ち返ること。陶芸は土と熱しか使ってないんだから、この2つの要素を懐疑的に検証したい。

 今はそんな気持ちです。

※初日在廊予定

 

 

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【個展】nature works @エリアギャラリー(広島県府中市)2018.9.15-10.8 【グループ展】活けるを考える @遊美工房(岡山県倉敷市)10.28-11.4
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