私欲のやきもの

日々悶々と過ごす
陶芸家 加藤直樹の日常
Sans Quoi Cinq (サンコアサンク) vol.10 上松茂世子 Silk&Homespun

油断しているわけではありませんが、もう少し寝ると師走です。

それだけで焦ってしまいますね。

 

サンコアサンク(Sans Quoi Cinq)では作家の選考や作品展示のお手伝いをしています。

そのvol.10は上松茂世子さんです。

すでに前回のブログで軽く触れていますが、展示風景も含めてアップいたします。

 

1枚の織り布が糸になるところから作られ始めたのだと知ると、その糸1本すらいとおしいです。

興味のあるかたはぜひ手に触れて首に巻いてその感触を確かめてください。

クリスマスのプレゼントにも最適だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sans Quoi Cinq (サンコアサンク) vol.10

上松茂世子 Silk&Homespun

2017.11.9-12.10

10:00-17:00

休廊:4と8のつく日、水曜

 

Sans quoi(サンコア)

 玉野市築港1−4−15

 tel 0863-32-0866

タンブラーはこちら 

 

 

加藤直樹ホームページも更新しています

http://yakimono.strikingly.com/

 

 

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Sans quoi cinq vol.7 山本洋子

(Sans quoi cinqでは作家の選考や展示などのお手伝いをしています)

 

今年は長雨ですね。

地面が乾くことがないほどに雨。

おかげで夏に死にかけていた鉢植えのコケを外に出していたら復活してきました。うれしい。

 

 

個展とは違う形で作家を紹介していくサンコアサンク。

vol.7は大森洋子さんのエプロン展です。

 

僕がふだんエプロンをしないので(似たような作業着は着ていますが)ひととおりつけさせてもらいました。

エプロンって四角い布のような形だけど、シンプルで機能的ですね。

肌触りやヒモの太さでもかなり印象や使い勝手が違うようで、なんとも奥深いです。

大森さんにいろいろと教えてもらって初めて知ることばかりでした。

 

 

 

大森さんの作る麻のエプロンは適度な重さでさらっとした手触りも心地よいです。

使うほどに色も生地も少しずつ体になじんできます。

 

 

 

 

 

歩く時に足に巻きつかないようにと、裾の近くはやや斜めに裁断しているんだそうです。

ヒモ先に別の生地を縫い合わせているので、エプロンを巻いた時におなかの前にくるヒモにちらっとおしゃれが。

こういうひと手間が大森さんらしいです。

 

 

 

全てが色違い。見ているだけでも楽しいです。

 

 

 

 

 

腰に巻くタイプと胸当てのあるタイプがたくさん。

 

 

 

 

 

かっぽう着とエプロンドレスは色から選べるオーダーメイド。

色見本を見ながら好きな色を組み合わせることができます。

 

 

 

 

 

ぜひお気に入りのエプロンを見つけてください。

会期は3週間ありますのでお近くに行かれる際はぜひ!!

 

 

Sans quoi cinq vol.7 大森洋子エプロン展

2016.10.1(sat)-10.22(sat)

10:00-17:00 休廊 4と8のつく日・水曜日

 

Sans quoi

 706-0002 岡山県玉野市築港1-4-15

 tel&fax 0863-32-0866

 

 

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Sans quoi cinq vol.5 仁城義勝
サンコアサンク(Sans quoi cinq)ではディレクション(選考や作品展示)をしています。


数日続いた寒波はおさまり、じわじわと春に傾きかけた心地のよい陽気。
一枚板のテーブルは南向きの窓からのやわらかい光で覆われ、仁城さんの表情もおだやか。
先日井原にある仁城さんのお宅で制作や生き方にたいするお話をいろいろと聞かせていただきました。

悩みながら答えを見つけてきたであろう仁城さんの言葉は筋が通っていて、とても澄んだ気持ちになりました。
若い人や器を作る人にも伝えたい言葉がぎっしり。
漆という仕事について聞いていた時に印象的だったのは
「これ以上では僕には過ぎる。これ以下では物足りない。というところに自分の作りたいものがあるんだよ」
という言葉。
台所の混沌に魅かれ日常で使えるものを作る続ける仁城さんの姿勢は、器の形にそのまま映されていました。









































「目ざわり 手ざわり 気ざわり」に心を配り、フォルムや口の厚み・手取りの重さを決めるそうです。
ぜひ手に取ってその雰囲気を感じてください。



Sans quoi cinq vol.5 仁城義勝
2016.2.5(fri)-3.3(thu)
10:00-17:00
 close:水曜、4と8のつく日
   (2.8  2.10  2.14  2.17  2.18  2.24  2.28  3.2)

Sans quoi(サンコア)
 岡山県玉野市築港1-4-15
 tel 0863-32-0866





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Sans quoi cinq vol.4 山田茂
(Sans quoi cinqでは作家の選考と作品の展示をお手伝いしています)


春はあけぼの、ですね。(枕草子の現代語訳はこちら
朝の白んだ空気に淡い色がつきはじめて目の前の命たちが目をこすりながら起きはじめるようなあの感覚は、今も昔もそんなに変わらないんじゃないかなと思います。
作品選びで山田茂さんのアトリエにおじゃまして作品を見させてもらってるときに「春はあけぼのだなぁ」と、目の前の作品から自然の雰囲気を感じました。




山田茂さんの作品は静かで穏やかです。


雨があがった直後に土が大きく息を吸い込んでいる瞬間に音がふっと止まる。
湖の表面に波が揺れて風が渡ってきているのはわかるのに、まだ自分のところまでは届いていないんだと気づく。
遠くで鳴く鳥の声は空気のすみずみに拡散されて、それが鳥の声かもわからなくなる。

朝の空気はにじみながら色を変えてそのうち心の中までその色に染まる。






山田さんの作品からはそんなことを感じます。








Sans quoi cinq(サンコアサンク)での山田さんの展示にそういったことがどれだけ反映できているかはわかりませんが、作品を前にしてその穏やかな空気に触れていただけたらと思います。

会期中には山田さんのお話もあります。
「ちょっと変わったニューヨーク暮らしの話」と題しておよそ1時間、アートを学んでいたニューヨーク時代のことをお話ししてくださります。予約不要ですので気軽におでかけください。
「ちょっと変わったニューヨーク暮らしの話」
 3月1日(日) 14時から Sans quoi(サンコア)にて





(DMより)
The Art Students League of New York でミクストメディア、彫刻専攻。主な作品はアクリル絵具、岩絵具、箔などの材料を用いた平面作品。絵具を幾重にも塗り重ねることで現れる深みのある色彩と作品から伝わる静寂な空気感が特徴。絵画の重要な要素である色と絵肌に着目し、そこから生まれる表現の可能性を追求している。

Sans quoi cinq vol.4 山田茂
2015.2.20(fri)-3.17(tue)
10:00-17:00
休廊 4と8のつく日と水曜日(2月24,25,28日 3月4,8,11,14日)
Sans quoi(サンコア)
 〒706-0002 岡山県玉野市築港1-4-15
 tel&fax 0863-32-0866


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Sans quoi cinq(サンコアサンク) vol.3 李侖京
明けましておめでとうございます。(といっても年明けから10日以上経ってますが)今年もよろしくお願いします。

加藤の年明けの仕事はsans quoi cinq(サンコアサンク)の展示からです。
(sans quoi cinqでは作家の選考と展示をお手伝いしています)
vol.3になるsans quoi cinqは李侖京(イユンギョン)さんです。

僕は3年くらい前かな、彼女の初個展を倉敷で偶然見てからずっと気になってた作家さんです。
現在、倉敷芸術科学大学の大学院修了間近ということでずいぶん大変な時期なんですが、作品をお借りすることができました。







李侖京(イユンギョン)さんの作品からはいきものの生々しさや動き続ける生きもの自体の雰囲気を感じます。
光を通して見る布は空気と混じって境界があいまいになります。
どこからが布でどこまでが空気かわからない、もしかしたら空間そのものが作品なのかもしれません。

李侖京(イユンギョン)さん独特の質感は絞り染めの技法からきています。
絞り染めとは布を粒状にちいさく糸でくくることで部分的に染め残しを作り染めた後に糸をほどく技法ですが、彼女は糸をほどかず粒をそのまま残します。
それが芽やつぼみ、粒子のように布から湧き上がり布自体がうごめいているように見えます。






ぜひ作品とその境界を間近でご覧ください。


(DMより抜粋)
韓国出身、現在倉敷芸術科学大学大学院 芸術研究科在籍中、絞り染め技法を応用した独自の手法で創作衣装、
オブジェ、インスタレーションなど多様な形の造形作品を制作。主な素材は植物染料と繊維で、自然な色彩と
繊維の柔軟性を活かしながら制作に取り組む。
制作の度に一期一会を感じ、手と素材の間で生まれる偶然の出逢いを大切にしている。

Sans quoi cinq vol.3 李侖京
2015.1.12(mon)-2.10(tue)
10:00-17:00
休廊日 4と8のつく日、水曜日

Sans quoi(サンコア)
 〒706-0002 岡山県玉野市築港1-4-15
 tel&fax 0863-32-0866

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Sans quoi cinq vol.2(サンコアサンク) 宮井譲
(サンコアサンクでは作品の展示全般をお手伝いさせてもらってます)

宮井さんは大阪で額を専門に制作されている作家さんです。
大阪ということで工房におじゃまするのは断念しましたが、ちょうど岡山市内で作品展をされていたのでお話を伺うことができました。
いままで僕自身が額を買ったことがなく、展示が決まった時からずいぶん悩みました。
しかし、僕のように額を買ったことのない人多いはず。ということで初めてでも構えずに見ることができるような展示を心がけました。
そして、急きょ對馬有輝子さんに作品を入れていただけないかと打診したところ、快く引き受けてくださりその結果としてずいぶん会場が締まりました。
對馬さんありがとうございました。

それと今回、サンコアで服を作っていた布の端切れを数枚展示に使わせてもらいました。
サンコアの歴史も少しだけ引っ張り出せて、こういう時間の堆積分を展示できることが嬉しかったです。


展示は終わってしまいましたが記録として。
(好評につき会期中に展示替えもしましたが、それはカメラに収め損ねてしまいました…)



sans quoi cinq vol.2 宮井譲(みやいじょう)
2014.4.27(tue)-5.20(fri)



































 
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Sans quoi cinq (サンコアサンク)vol.1 大月理恵 (feat.鯉沼理恵)
Sans quoi cinq
サンコアサンク 

(cinqはフランス語で5の意味です。)

玉野市築港のギャラリー、サンコアで今年から新しい展示が始まりました。
それが Sans quoi cinq(サンコアサンク)です。
以前から常設展に5人の作家を選んで展示をしていましたが、自由度を増してサンコアサンクを動かそうということになりました。
1年半ほど前から勉強を兼ねてサンコアの常設展示を手伝わさせてもらっていたので、その流れでサンコアサンクのあれこれをさせてもらうことになりました。
作家さんの話を直接聞いてイメージを膨らませ、それから作品を選ばせてもらって展示をする。
とても刺激的で楽しいです。


vol.1の大月理恵さんのイメージは「庭」です。
静かに降る雪に覆われた音のない庭。
泡のようにはかなくて目をそらしてたら消えてしまっているようなもろさ。
そこに鯉沼理恵さんの作品を添えました。
雪の染みこんだ布、時間がたって色は変わってしまったけどそれが時間にしかできない色づけだったことに気が付く。

大月さんと鯉沼さん、二人に共通しているのは花のような形のモチーフです。
しかし、二人とも花を作っているつもりはないと言います。
(僕の意見としては)花を作ろうとしているんじゃなくて心にある形を表したら花のようだった、ということでしょうか。
おもしろい共通点を見つけることができて嬉しかったです。


すでに終わってしまいましたがvol.0は役重佳廣さんでした。
役重佳廣さんのイメージは「森」でした。記録として載せておきます。

vol.0 役重佳廣
2014.1.15(日)-2.13(木)



vol.1 大月理恵(feat.鯉沼理恵)
2014.2.19(水)-3.13(木)



(DMより)
Sans quoi cinq が再び動き始めました。
個展とは違った切り口でSans quoi cinqは作家の作品の数々をご覧いただくものです。
販売もいたします。
日々の暮らしの中にとり込みたいものを是非見つけて頂きたいと思っております。


(大月理恵さんのコメント)
何時でも、夢の中に飛び込む準備はできています。
そんなオトナになれないわたしの作品です。

こどもの頃から、現実と夢の狭間にいるような不思議な時間を過ごすことがあります。
それは、現実と現実逃避の間であったり、現実と妄想の間であったり、現実と思い出の間であったり…
「夢見がち」には個人差があるかもしれないけれど、こんな時間は誰しもが度々過ごす時間だと思います。

夢の中に飛び込めば、もう閉じこもってわたしは出てこないかもしれない。むしろそうしたい。
わたしをあたたかい何かで小さく梱包して、宇宙にふわりと浮かべてほしい。
でもわたしはまだまだ現実世界でしっかりと足をつけ、踏み締め、苦い空気にくるまれても、頑張って生きたい。
責任が、良心が、共に生きたい人が、わたしを引き止める。

そんなことを意識し始めた頃から、現実と夢の「間」の世界を表現せずにはいられないんです。



Sans quoi cinq vol.1 大月理恵(feat.鯉沼理恵)
2014.2.19(水)-3.13(木) 10:00-17:00
休廊 4と8のつく日
Sans quoi(サンコア)
 〒706−0002 玉野市築港1-4-15
 tel&fax 0863-32-0866



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【ディレクション】Sans quoi cinq vol.10 上松茂世子 @Sans quoi(岡山県玉野市)11.9-12.10    【グループ展】INTERIOR & PRODUCT EXHIBITION 2017 @art space MUSEE(岡山県岡山市北区) 12.2(sat),3(sun)
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