私欲のやきもの

日々悶々と過ごす
陶芸家 加藤直樹の日常
ワークショップビデオ

コロナで世界中が大変な中みなさんご無事でしょうか?

僕は基本家と工房を車で往復してるだけなのでなにも変わりませんが

目の前の自然は常に変わり続けてますし、政治に対する不満も日々増してます。

Are you safe in this terrible situation?

I don't change anything, but the nature is always changing and I'm increasingly dissatisfied with politics.

 

 

 

 

 

 

 

 

先日までアクシスクラシックでおこなわれていた「灯りと私」展ではこのような状況の中でお越しくださったり気にかけてくださったりとありがとうございました。

会期後半からはweb上でも受付が始まって、スタッフの方々はすごく大変だったと思いますが、よい経験ができました。

横山さんはじめみなさんお世話になりました。
Thank you very much for coming to the "Light and Me" exhibition held at Axcis Classic.
From the second half of the session, the order started on the website, and I thought the staffs were very hard, but I had a good experience.
Thank you for everyone especially Yokoyama-san.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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せかいの藤井さんから昨年おこなったワークショップのビデオがあがってきました。

藤井さんいつもステキな映像をありがとうございます!

Thanks to this wonderful video, Fujii-san.

Check the following!!

https://www.youtube.com/watch?v=zzhKQiEckts&lc=UgxF2NOHm8IIbDJT8gJ4AaABAg

 

 

この映像は昨年10月に「驚愕−超絶の世界展」の関連行事として瀬戸内市立美術館でおこなったものです。

「のぞいてつくろう」と題されたワークショップです。

15倍のルーペでのぞいた世界を立体に起こすという内容だったのですが、たくさんの方にご参加いただきました。

This video is about a workshop related to the exhibition "Surprise- Super technique world", held at the Setouchi City Museum of Art in October last year.

The workshop is called "Peep and Make".    

The idea was to create a three dimensional world as what we perceived by peeping through a 15 times magnifying glass.

Many people joined the event.

 

ふだん僕が意識している造形プロセスをこういう形でお伝えするのは初めてだったのでいろいろと不手際もありましたが

瀬戸内市立美術館のみなさまのご協力のおかげでなんとかやり終えることができました。

その造形のプロセスについて少し詳しく書きますね。

Although I was familiar with my making process, I still had many difficulties during the event because it was the first time that I explained it to the public.

Thanks to the great cooperation of the Setouchi City Museum of Art, I finally managed to finish the event.

In the following part, I'm going to write about the details of making process.

 

ここ最近の立体作品に対するアプローチの仕方は「ミクロから組み立てる」です。

部分(パーツ)と言ってもいいんですが、目に見えてる大きさではなくそれを構成する要素を取り出して、その形を元に全体を形作るというやり方です。

The recent approach of my sculpture is "to construct with micro-elements".

Instead of making a whole "visible form", I picked out the elements by which the entire form can be composed with, you may call that "parts" of a structure, and the whole piece is base on that.

 

例えば鳥のくちばしは固そうですが重そうでもあります。

For example bird's beak looks hard and heavy.

 

これはよく考えると矛盾しています。それは食べるには好都合ですが飛ぶには不都合です。

渡り鳥のように長距離を飛ぶ鳥はできるだけ軽いほうがいいはずです。

そこでくちばしの中の画像を検索すると、スカスカの素が開いたような画像がでてきました。

As I looked into this, I found it contradictory: the beak is convenient for eating but inconvenient for flying.

Birds that fly a long distance, such as migratory birds should be as light as possible.

Then I searched the image of the inner structure of the beak, I found an image of some "semi-hollow" structures like a sponge.

 

つまり、表面上固く見えるくちばしも、その内側はスカスカでとても軽くできているというのです。

細い繊維のような筋が複雑に張り巡らされていて、軽いけど強い。

すごく理にかなった構造です。

このことからもわかるように、外から見るのと内側から見るのとではその印象は大きく異なります。

So, the beak, which looks hard on the surface is light and semi-hollow inside, just like a sponge. 

The tissues, like thin fibers stretch around intricately, light but strong, with a very reasonable structure.

As you can see like this, the impressions perceived from the outside and the inside are very different.

 

内側からじっくりとその構成要素を観察することで、その形が本来持っているおもしろさに気付き、新しい表現の可能性に気付いてもらいたい。

視点とその倍率を変えることによって、思い込みを捨てて造形にたいしてピュアになってほしい。

自然から学び、自然に興味を持ってもらいたい。

そんな想いがこもったワークショップでした。

By observing carefully the constructing elements inside, I hope that you will find their shapes interesting and the possibility of new expressions based on these shapes.

By changing the viewpoint and the magnification, I hope you abandon your preconceptions and be open-minded while modeling.

Learn from the nature, get interested in it.

It was a workshop with such idea.

 

もしこのワークショップに興味を持ってもらえたなら、気軽に声をかけてください。

可能な限りいろんなところでやりたいと思っています。

If you have an interested in this workshop, please feel free to ask me.

I would like to do this in as many places as possible.

 

 

Naoki Kato website  http://yakimono.mystrikingly.com/

Workshop video  https://www.youtube.com/watch?v=zzhKQiEckts&lc=UgxF2NOHm8IIbDJT8gJ4AaABAg

 

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電動ろくろ教室

オープンした当初から講師としてお世話になっている陶芸教室があって、先日そこのオーナーさんと話してたんですが。「最近ずっと忙しそうですけど、うちの教室に来るのは大丈夫ですか」って聞かれて、その時に僕の思ってることを話しました。

 

 

 

例えば電動ろくろという道具は初めて使うときがいちばんヘタで、やるごとにうまくなっていきます。やればやるほど。

それでベテランやプロの人たちはもう目をつむってても挽けるようにまでなります。

つまり一番最初に挽いたものよりヘタには挽けないんですね。時間をかけて何度も触って切って直してなんとか仕上げた1つ目には戻れない。僕はその初めてのころの感覚がすごく大事だと思っていて、だけど自分ではもう味わえない。だから教室で講師をやって、初めての人に作り方を伝えてそれからその人が真剣に作る最初の作品を見るのが、僕にとってもすごく大事だという話をしました。

 

 

 

 

 

画像の作品は当時教室で苦しみながら作ってたある方の作品で、無理を言って譲ってもらいました。いつも工房に飾って時々触って僕の初心を思い出しています。

 

 

 

 

少し話は変わりますが、ろくろがうまいというのは何を指すんだろうかと思います。

寸分たがわず薄く整っていて正確であるということと、ろくろがうまいということは別なんじゃないかなと。

それはたまたまろくろという道具を使ってはいるが、作品そのものの雰囲気としては道具の存在は希薄で、むしろその人そのものが立ち上がるような感覚。

そんなところにまで作品を持っていけている人が挽くろくろがうまいっていうんじゃないかなと。

だから器のサイズや形なども「挽けてる」作品と、そこまで届かない作品に分かれてしまう気がします。

 

僕がアシスタントを務めていたときに十河さんが「粘土っていうのは簡単に形になるからこわいんよ」って言ってたのを覚えています。

形になってるからもうそれでいいやと思ってしまいがちで、だけどそのままだとまだ届かないという意味だと思います。

勉強を惜しまず粘土に対して素直に、身体を健やかに。そういうことがそのまま粘土に移っていくものだと考えています。

 

 

 

話はそれましたが、そういうことで教室にはこれからも講師として在籍し続けようと思っています。1月28日(火)から電動ろくろの教室が始まります。まだ若干空きがありますので、興味がありましたら庭瀬陶芸工房のページ http://niwasekoubou.jp/ をのぞいてみてください。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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植物もようのお皿をつくろう@ポルト

吹く風がやや涼しく感じます。朝起きたときにもわんとしなくなりました。

そろそろと秋がやってきてるんでしょうか。

 

 

先日のリビング岡山での親子ワークショップにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

無事夏休み中に作品を焼き上げることができました。

当初の予想では9月半ばの完成だったんですが、思いのほか窯がうまってすぐに焼けました。

よかった。

宿題で提出したあとはぜひぜひおうちでしっかり使ってくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「加藤が動けば雨が降る」と奥さんに言われるくらい雨男の僕ですが、やはり今回も雨のようです。

門司港ゲストハウス ポルトでのワークショップ

お声掛けくださった村田さんありがとうございます!

 

できればその周辺にある植物でワークショップをしたいと常に思っていまして

今回も少し早めに着いて草花集めしようと思ってるんですが、どうでしょうね。

カッパ持参でのぞみます。

 

門司港は学生のときに訪れて以来、もう20年近く前です。

そのときは下関の友人に連れられて男だらけで門司港レトロで瓦そばを食べた記憶が。

でも落ち着いてていい場所だったなー。

今は鉄道記念館もあるようですね。三井美術館も気になる。

 

家族も連れてみんなでそのまま夏休みしようと計画中です。

ぽつぽつと気になるところに立ち寄ろうと思ってます。

ここでゆっくりして身体まるごと休ませたいです。

 

 

 

 

 

 

【ワークショップ】植物もようのお皿をつくろう

2019.8.23(Fri)
 13:30〜 16:00〜 (各回およそ2時間)

門司港ゲストハウス ポルト

 福岡県北九州市門司区東門司 1-10-6
対象 小学生以上
         ※低学年のお子様は保護者様と二人一組でご参加ください。
参加費 お一人様3100円(材料費・焼成費込み)+ ワンドリンクオーダー(300円〜)
定員 8名程度 ※要予約
持ってくるもの エプロン、はさみ、お手ふきタオル
  ※もようにしたい草花があればご持参ください。

 

予約は締め切りました。ご応募ありがとうございました!

 

 

 

 

加藤のホームページも更新しています。

http://yakimono.strikingly.com

 

 

 

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