私欲のやきもの

日々悶々と過ごす
陶芸家 加藤直樹の日常
Sans Quoi Cinq (サンコアサンク) vol.10 上松茂世子 Silk&Homespun

油断しているわけではありませんが、もう少し寝ると師走です。

それだけで焦ってしまいますね。

 

サンコアサンク(Sans Quoi Cinq)では作家の選考や作品展示のお手伝いをしています。

そのvol.10は上松茂世子さんです。

すでに前回のブログで軽く触れていますが、展示風景も含めてアップいたします。

 

1枚の織り布が糸になるところから作られ始めたのだと知ると、その糸1本すらいとおしいです。

興味のあるかたはぜひ手に触れて首に巻いてその感触を確かめてください。

クリスマスのプレゼントにも最適だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sans Quoi Cinq (サンコアサンク) vol.10

上松茂世子 Silk&Homespun

2017.11.9-12.10

10:00-17:00

休廊:4と8のつく日、水曜

 

Sans quoi(サンコア)

 玉野市築港1−4−15

 tel 0863-32-0866

タンブラーはこちら 

 

 

加藤直樹ホームページも更新しています

http://yakimono.strikingly.com/

 

 

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11月の展示のお知らせ

いよいよ11月。

山も少しずつ色づきはじめました。今年もあと2ヶ月ですね。

 

すでに始まっているものもあり、告知が遅れ気味なのですが11月に予定されている展示をお知らせします。

 

gift展

2017.10.28(sat)-11.16(thu)

10:00-18:00

ビョルン

 岡山県倉敷市中央2-13-20

 

倉敷市立美術館横のちいさなお店ビョルンでの展覧会です。

すでに始まっていますが、参加作家も多くfacebookでアップされる様子から濃い内容が伝わってきます。

僕は白神恭子さんと初コラボしました。キャンドルホルダーを加藤、中に入れるキャンドルを白神さんに作っていただいています。

 

 

 

 

 

第4回うぶごえ展

2017.11.3(fri)-11.7(tue)

10:00-17:00

庭瀬陶芸工房

 岡山県岡山市北区平野868-7

   tel 086-728-5675

 

4年前のオープンから講師を勤めさせていただいている庭瀬陶芸工房の作品展です。

2階のギャラリースペースでの展示のほか、会員さんの作品販売コーナー、講師のマグカップ展も同時開催です。

教室に興味のあるかたは一度のぞいてみられることをオススメします。

 

 

 

Sans quoi cinq vol.10 上松茂世子

シルク&ホームスパン

2017.11.9(thu)-12.10(sun)

10:00-17:00

 休廊 4と8のつく日・水曜日

Sans quoi (サンコア)

 岡山県玉野市築港1-4-15

 tel 0863-32-0866

 

ディレクションさせてもらっているサンコアサンク(Sans quoi cinq)、今回はホームスパンの上松茂世子さんです。

手に触れるとわかるやさしい風合いと、糸を紡ぐところからはじめる作者の想いがぎゅっとつまったストールやマフラー。

よく見ると糸は決して均一ではなく、織り目のそこかしこに山や谷があります。

この微妙は起伏は人の手を経て得られるドラマだなと思いました。

 

 

 

おまけ。

これは展示ではないのですが今年も倉敷市立自然史博物館でおこなわれる博物館まつりにボランティアスタッフとして参加します。

僕が所属している脊椎動物グループは手羽先の骨格標本作りや動物の「かかと」に注目した展示などをおこないます。

昨年の手羽先骨格標本作りはとても好評で、受付前から列ができていました。

今年は先着10名ずつの3回を予定しています。

他にも博物館の外も中もいろんな催しをやっていますので、虫ボーイや骨ガールのみなさまだけでなく多くのかたに来ていただきたいです。

ちなみにこの日は入場無料です!

 

 

 

それぞれに魅力のある展示に参加できてとてもうれしいです。

お近くに行かれた際はぜひぜひお立ち寄りください。

 

ホームページも更新しています。

http://yakimono.strikingly.com/

 

 

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きのこ展

先日の台風18号はなかなかでした。

みなさん被害はなかったでしょうか。

僕の住む団地は目の前の道路が冠水して避難勧告も出るなど、非日常の様相でした。

夜のうちはやや緊張しましたが、一夜明けたあの台風一過の青空に救われます。

「なんにもなかったような顔」してるみたいで、気が楽になります。

 

日当たりのいい場所にはきのこがにょきっと生えたりして。

 

 

ということで福山の ここちComfort Gallery 器 できのこ展に参加します。

 

これは試作です。(照明器具の仕様が思ったようなものじゃなかったんですよね)

 

きのこ展にあわせてきのこの傘のような照明を作りました。

金具選びから難航しっぱなしで不要なものを買ったりもしました。はじめは間に合わないと思いました。

お見せできるところまで進められてよかった。

 

ぜひご高覧ください。

会期中はきのこにちなんだワークショップもあります。

 

 

 

きのこ展

2017.9.23(sat)-10.9(mon)

10:00-19:00

ここちComfot Gallery器

 広島県福山市田尻町1974-1

 tel 084-956-0117

※月曜定休

 

石北有美 加藤直樹 小島秋彦 中野由紀子 西岡良和 mako

プロデュース 藤原明子(スペシャルきのこマイスター)

 

ワークショップ

・makoのはり絵ワークショップ

 9.24(sun) 11:00-16:00

 参加費1500円 ※随時受付

 

・消しゴム版画で、オリジナルきのこエコバッグを作ろう

 10.1(sun) 11:00-15:00

 参加費1300円 ※随時受付

 

 

ホームページも更新しています!!

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思考のスピードについて

9月に入ってめっきり秋らしく、待ちに待った雨も降ってようやく工房内が居心地よくなりました。

 

 

先日ネットショップのひとてま堂さん経由で南青山のお花屋さん用の一輪挿しを制作しました。

背の高い一輪挿しだったのですが、いくつかバリエーションを作ってみてもらうにいたりました。

ちょうど窯のタイミングにも合って、僕にしては早く納品できたと思っています。

 

ただ、いつもはなかなかに手が遅くすぐには気に入るものができません。

これは制作に限らないなと先日気がつきました。

 

 

いま駐車場とお庭をきれいにしたいと思っているのですが、その資料集めにすごく意識を割いています。

車で出れば必ずおうちの駐車場をちらりちらりと見てまわり、お店に行ってもまずはそこを見て。

もちろんネット上もうろうろし、そんな状態を1ヶ月ほど続けていますがまだ「これ!」というものに出会っていないので

着工するまでにはもう少し時間がかかりそうです。

気に入ったものがイメージできれば、熱量を持って一気に取り掛かれるのですが、その導火線がすごーく長い。

途中湿気たりちぎれかかったりもして。

 

 

制作ではいま新作の試作を続けていて、まったく無知の分野からヒントを得てスタートさせました。

なのでまずはその技法について調べたり聞いたり、素材を検討したり。

すでに2ヶ月以上たちますがまだまだ到達度25%くらいです。

考えてみるとこの案は4年くらい前からずーっとくすぶっていたように思います。

それがいろんな人との出会いの中でじわじわと形になってきたような。

 

 

糸を使ったnature worksシリーズも検討が長かったなぁ。

試作だけでも2年くらいしていたような気がします。

 

 

そしていまだに試作を繰り返しながら作っているような段階で。

 

 

でも僕はこの「うまくできない」「どうやったらよいのやら」を考え続けている期間がいちばん楽しいです。

明確なゴールに対してのアプローチをいろいろと試しながら、どうやればそこにたどり着くことができるのか。どの道を通るのか。

交通手段はどうするのか。途中にある木を切ってそれで舟を作るのが最善なのかトンネルを掘ったほうがいいのか。

 

それらは人と話している中でヒントを得ることがほとんどで、いろんな人に助けられてるなぁと実感しています。

みんな物知りなんですよね。

現代のスピード感からかけ離れてしまっていますが発酵と熟成を繰り返しているだけですので、これからも長い目で見てやってください。

 

 

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ピンセット

蒸しますね。梅雨。

先日から家の内壁を塗っていて、珪藻土には調湿効果があると聞いていたので部屋は快適。

いずれ工房の内壁にも珪藻土を塗りたいです。

 

 

さて、以前から気になっていた道具を買いました。

ピンセット。

いま作っている作品はピンセットを使って作り上げるシリーズ。

https://youtu.be/EfD-ouMNVH4

 

より細かいことをやろうとした時に、今のピンセットではなかなかうまくいかない。

ということで買いました。

dumontのほっそいピンセット。

 

 

 

 

驚いたことに先端がわずかにカーブしています。

細いものがすごく掴みやすい。

そして本体が細身なので手の中で上下を返しやすく、糸のクセに応じやすい。

こだわりの詰まったとてもいい道具を手に入れました。

 

 

ただこれはあくまで道具。

想いをサポートしてくれる要素のひとつであって「このピンセットで何ができる」と考えはじめるとおかしなことになりそう。

あらたな道具を使いこなしてよりよいものを作りたいです。

 

 

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粘菌観察会@姫路市自然観察の森

 

 

ギャラリーしをりでの吉本里絵さんとの二人展無事終了いたしました。

お越しくださったみなさま、気にかけてくださったみなさまありがとうございました。

とてもたくさんの方に見ていただけてうれしかったです。

 

ご一緒した吉本さんにもいろいろ教えてもらってとてもありがたかったです。新作へのトライの仕方がぼんやりと見えてきました。

企画してくださったギャラリーしをりさんにもたいへん感謝しています。

 

 

 

さて、最近あまりいくことができなかった粘菌の観察会。

梅雨入りの発表もありましたので粘菌の季節到来です。(好雪性粘菌はすでに出ていますが)

 

初めて姫路市自然観察の森へ行ってきました。

すべては粘菌観察会へ参加するために。

 

 

 

クモノスホコリは首をゆっくりと振りながらガラポンのように胞子を振り落していくというおもしろい性質をもっているそうです。

胞子が落ちたあとのボンボリの骨組のような形も実態顕微鏡で見させてもらいましたが、なんと精巧な作り!美しい!

 

変形体の原形質流動も見させてもらえましたし変形菌を初めて見つけることができましたし標本の作り方も教えていただけましたし

とっても楽しい1日でした。

 

 

アトリエに帰って変形菌を飼ってみます。

うまくいくといいんだけど。。

 

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GICB2017

韓国・利川(イチョン)にて京畿世界陶磁コンペティション(GICB)の受賞パーティーとオープニングに行ってきました。

https://www.kocef.org/eng/

※あらかじめ断っておかなければならないのですが、韓国にカメラの入ったカバンを忘れてしまったため写真は1枚もありません。

 

受賞パーティーというものに出席した経験がなく開始前はざわついていましたが、和やかでオープンな雰囲気が心地よかったです。

お会いできたみなさまと招待作家として同席された山田浩之先輩に感謝します!!

 

 

 

このGICBというコンペを初めて見たので、その率直な感想を記します。

あくまで個人的なものですので、実際に体感されることを強くオススメします。

 

まず規模が大きい!

利川(イチョン)の街のいたるところにのぼりが立っていて、お祭りの雰囲気を感じます。

タクシーの運転手さんに「ビエンナーレ!プリーズ!」というと会場まで連れて行ってくれます。

メイン会場の利川世界陶磁センターもとても大きく立派でした。

ちなみにイチョンの他にもヨジュとグヮンジュという地域でも同時開催しています。

シンポジウムでは世界各地からの美術関係者や招待作家がスライドレクチャーを丸2日かけておこない、それを無料で同時通訳付きで聴くことができます。

図録も分厚いハードカバーでコンペ作品が詳細に掲載されています。またシンポジウムの内容も4か国語(ハングル、中国語、日本語、英語)に翻訳された図録もあり、書籍としての読み応えもかなりのものです。

 

そして内容が濃い!

コンペについて、入選作はかなり現代美術(という表現が適しているのかはわかりませんが)を意識した、またはその要素を含んだものが多かったです。

具体的に言いますとコンセプトメイキングがしっかりしていそうな作品(英語が読めないので翻訳機に放り込んだ時の雰囲気)。

テクニックがあまり重要視されていない代わりに土をどのように扱うことが陶芸の歴史観と合致するのかという問いかけのような。

焼いてない作品も多々ありましたし、映像だけの作品もいくつかありました。3Dプリンタで作ったものもありました。

ただしモノの存在があいまいな中、マス的な彫刻要素を含んだ作品がグランプリでした。金賞は器のかたちの作品でした。(ちなみに僕は銅賞でした。)

さてさて、これをどう捉えるかですよね。

 

ここから先の解釈は多岐にわたりますので、時間をかけてゆっくりと咀嚼する必要があると感じています。

ひとつ言えることは、この国際コンペが現代陶磁を見るうえでひとつの指標になるということではないでしょうか。

 

利川(イチョン)へは仁川(インチョン)空港または金浦(ギンポ)空港から高速バス1本で行くことができます。

利川総合バスターミナルに着いたら「ビエンナーレ!プリーズ!」で5分後には会場前ですので、興味のあるかたはぜひ!!

 

 

加藤直樹Naoki Kato http://yakimono.strikingly.com/

 

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